후리가나로 읽는 일본 고전
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「てらだとらひこのついそう」あとがき
寺田寅彦 わが師の追想
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 寺田寅彦 わが師の追想(「てらだとらひこのついそう」あとがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,239자 · 65화면
水面に出来る墨の膜の固形化
膠の組成の分子量は大体分かっているので、その分子一個の目方も分かり、その値を計算してみると2.14×10-22瓦となる。即ちこの場合墨膜一平方糎内にある膠分子の数は2.1×1014個である。これが一平面上に並ぶと、分子間の距離は約7×10-8糎となる。水面に液体の有機化合物を浮かすと、それは分子が一重に並んだ薄膜になることは前からよく知られていて、その時の分子間の距離は、大体今膠の分子間の距離として算出した値と一致するのである。
以上の結果を譬えて言えば、水面に出来る墨膜の構造は、大形の林檎くらいの大きさの煤の粒子が、窓硝子くらいの厚さの膠質に包まれていて、それが二尺くらいの間隔を置いて一面に並び、その間に小さい炭素分子と膠分子とが薄い膜をなして詰まっているようなものと見て差し支えないのである。但し林檎の直径は約一万分の一粍である。
水面に出来る墨の膜の固形化
陶器皿に水を入れ、その水面に墨の膜を作っておいて、その中へ第二図甲に示すように、二枚の銅の極板を挿入し、これに百ボルトの電圧を加えた。すると陽極(+)の方に近い墨膜の部分が固形化することが分かった。