후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうもんだいだいもんだい
小問題大問題
佐々木 邦
佐々木 邦의 小問題大問題(しょうもんだいだいもんだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,957자 · 23화면
然るに胸中に監禁して置くと自然の裡に消滅する。瓦斯のようなものさ」
と後輩を諭す。
「何うも世間一般が神経過敏になって来たようだね。この頃の若い連中は余り真剣過ぎはしなかろうか? 我輩の見るところをもってすれば、近代人の煩悶は小問題を大問題と取り違えることにある」
なぞと言って納まり返っている。
津島さんが会社の倶楽部へ姿を現すと後進が彼方此方から寄り群る。頗る人気が好い。衣食足って大悟一番しているから、片言隻句真に能く凡俗に通じる。尚おこの重役の訓話と社長の義太夫を聴くものは昇給が早いことになっている。
「何うなったね? この間の人生問題の続きは、未だ煩悶が残っているなら、及ばずながら相談に与かろうか?」
と津島さんは必ず誰か捉まえる。
「煩悶は到底免れませんな。この頃或本を読みましたら、煩悶は近代人の特権なりと書いてありました」
「要するに煩悶だらけです」
なぞと答えても、そこは重役の前だ。俸給が少くて煩悶すると具体的に言い切るものはないから始末が好い。
「不平煩悶、時を距てゝ顧れば皆一場の夢さ。後から虚心坦懐に考えると、皆取るに足らない小問題だよ。それを君達は一々大問題と思い込んでヤキモキするから苦しくなる。