후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
「ウームそうか、そうだったのか」
その日。感激で満身を慄わせながら小圓太は、四谷から振出しの神田三河町の千代鶴という寄席まで独り言ちながら歩いていった。どこをどうどんな風に歩いていったか分らなかった。それほどことごとく興奮していた。
「そうか、そうなのか、始めて……始めて……ウーム、そうか」
そんな風な何ともつかない独り言を洩らしてはニヤニヤ笑いだしたり、口をへの字に曲げたりしてはまたブツブツ呟きながら、夢中で歩きつづけていった。
「オ、キ印だ」
「まだ若えのに可哀想に――」
そういって何べんすれ違う人たちに嗤われ、後ろ指さされたことだろう、でもてんでそんなこといまの小圓太の耳には入らなかったのだった。
ひたすら、夢中で歩いていた、歩きつづけていた。
これが修業というものか。
ほんとうの修業というものなのかこれが。
噺はただ単に喋れるばかりでいいというのじゃない、こうしたいろいろさまざまの困難に耐えてゆく、そしてそれをいちいち噺の中の人物の了見方の上へと移し替えていく。
それが――それがほんとの修業というものではあったのか。
とすると、ああ俺何てこッたろう。