후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
以外の何物でもない、ないのだ。
こう文楽を聴いていてしみじみと悟った圓朝は、以来話し口を、人物の出し入れを、「噺」全体を、極めて明るく明るくと勤めた。
果してお客の受けがよかった。席亭も大へん喜んでくれるようになった。
二軒、三軒――だんだんいい寄席の、深いところへでて喋れるようになった。
「あの落語家は若いけれど、ものになりそうだ」
誰もがこういいだしてきた。人気。自分という一しか値打のないものを選ってたたって傍が二十、三十にとせり上げていってくれる、何ともいえないありがたいもの。人気というものの幸福感をはじめて圓朝は、身近に知ることができた。
……でもその頃から目に見えて甲州からかえってきていた師匠圓生の受けは悪くなった。逢いにいっても機嫌の悪い顔ばかりしていたし、たまに楽屋で面とむかってもプリプリ怒ってばかりいた。
が、自分としては少しでもでてきたこの頃の人気。師匠に喜んでもらえこそすれ、怒られることなんかした覚えはひとつもなかった。むしろ不思議でならなかった。で、いよいよ精一杯、師匠へ尽した。尽せば尽すほど師匠の機嫌は悪くなった。言葉に針があり、することがなすことが目に見えて意地悪くなり、小言をいうときでも内弟子時分のような、サラリとした小言はいってくれずいたずらに長談義のようなへんにネチネチした