후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
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│ 今晩より御高覧に|
│新作道具噺 |
│ 奉供候 圓朝敬白|
└──────────────┘
こうした立看板を、麗々しく久保本の表へ飾らせた。新春のこととてどうやら不評ながらにお客のきていたところへ、この目新しい看板は道行く人の目を魅き、足を停めさせた。論より証拠、たちまちその晩のお客は二百五十を越え、中入り前には早や場内、春寒を忘れさせるほどの人いきれが濛々と立ちこめていた。
この晩初めて圓朝は「おみよ新助」の封切りをした。殺し場でチョンと後の黒幕が落ちると、紫と白美しき花菖蒲が、そこかしこ八つ橋を挟んで咲きみだれていた。
その菖蒲模様を背景に禅の勤めの鳴物、引抜きで浅黄の襦袢ひとつになって圓朝は、ものの見事な立廻りを見せた。世話だんまりのおもしろさがそのまま、猿若町の舞台からここ久保本の高座へと移り咲いて、花と匂った。
すこんからんと見得切ったとき、
「成田屋」
「音羽屋」
「三河屋」
いろいろのことを叫んでお客は熱狂した。
その興奮のるつぼの真っ只中を、早間に刻む拍子木の音いろとともにスルスルと御簾が下りていった。