후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
あの、うちの若い奴がきたら構わず何でも婆やさんからいいつけて貰ってうんと働かせて下さいよ」
もう一度、また名残りは尽きじという風にしげしげと、またしても涙で一杯の師匠の顔を見守って、やっとそれからその場をあとにした、まだ手拭で涙拭き拭き後くっ付いてくる圓太郎といっしょに。
苦しそうに寝返り打って起き直ろうとした圓生が自分の枕許に「お師匠さまへ、圓朝」としたためた紙包みの中、その頃のお金にして大枚五十金包まれていたことを発見して、廻らぬ舌で騒ぎ立てたのは、それからふた刻あまり後のことだった。
五
……そのころもう圓朝は代地の小糸のところへ戻って、ひとッ風呂汗を流し、二階の小座敷で暑気払いのなおしをチビリチビリと傾けていた、すぐ自宅に遊んでいる若い者二人を四谷の師匠のところへ泊りがけで手伝いにやっておいて。
「それにしてもきょうほど私はねえ、小糸」
うれしそうにコップのなおしをひと口啜って圓朝は、また下へ置いた。
「……」
黙って肯いた。しみじみとした黒い眸にも隠し切れない歓びのいろがかがやいていた。またしても嬉しいときには嬉しいことがつづく、あの昔雷隠居に高座から引き摺り下ろされ、泣いて口惜しがった赤坂一つ木の寄席宮志多亭からきょう留守中に、七月下席、即ち書入れのお盆の真打を頼んできていたのだった。