후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
「まァ宗悦よくきたな」とふた言目にはこういっている。いかにもこうした場合にこうした人のこうしかいえない言葉でいて、さてイザ書こうとするとき、なかなか書けないところの言葉である。
宗悦が返金を切りだす、もう少し待てと殿様が断る、そのときひと膝乗り出した宗悦が「私はこういう不自由な身体で根津から小日向まで、杖を引っ張って山坂を越してくるのでげすから」根津から小石川小日向へまでを「山坂」云々はいかにもそのころの辺陬の感じがあらわれていて、時代風景的におもしろい。我が愛蔵の明治二十年代の東京地図にして現今の小石川区林町あたり、林村と記されている。当時は「山坂」が当然だろう。
とうとう宗悦は新左衛門の一刀にかかって殺されてしまう。新左衛門は家来に命じて屍骸を葛籠へ。棄てにやる。もうおもてはしんしんと雪ふっている。葛籠は「根津七軒町の喜連川様のお屋敷の手前に、秋葉の原があって、その原の側」の自身番の前へ棄てられる。翌朝これを慾張りの上方者夫婦が自分の落とし物だといって引き取ってくる。それを同じ長屋に燻っている悪が二人、夜に入るを待って盗みだす。盗んできた二人は暗中、手触りで葛籠の中をかき廻すのだが、まず油ッ紙へ触ると「模様物や友禅の染物が入ってるから雨が掛かってもいい様に」