후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
うっかりどこへ寝るのか誰にも聞いておかなかったのでまごまごしていると、いい塩梅におしのどんが厠へ起きてきた。そして眠そうな目をこすりながら台所の向こうの部屋を指した。
いってみるときのうひと足先に荷車で運ばせておいた見覚えのある自分の夜具が、大きな萌黄の風呂敷に包まれて置かれてあった。すぐに敷いてもぐり込んだ。
長四畳だった、その部屋は。
よく俺、長四畳に縁があるんだな。
三たび小圓太は日暮里のお寺住居の上をおもいだしてしまうことが仕方がなかった。
でも……同じ長四畳でもこの部屋の三方の壁には、いろいろさまざまなここ二、三年の間の寄席のびらばかりが古く新しく面白可笑しく貼り交ぜられていた。
圓生、圓橘、圓馬、しん生、龍生、馬生、文楽、馬石、馬六、馬黒、馬道、馬龍、馬猿、馬丈、馬之助、馬風、馬勇、玉輔、龍若、りう馬、龍齋……見れども見飽かぬ落語家たちの名前づくし。小圓太にとってそれは、あとからあとからまだあるあると口の中へ放り込まれる美味しいお菓子にもさも似ていた。こうしてこうやって次々とこの名前を見ていることだけでも、この部屋にいることは嬉しかった、ありがたかった、この世ながらの極楽――花園に住む心地がした。