후리가나로 읽는 일본 고전
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こさかいふぼくしのおもいで
小酒井不木氏の思い出
国枝 史郎
国枝 史郎의 小酒井不木氏の思い出(こさかいふぼくしのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,050자 · 5화면
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小酒井不木さんが逝去された。哀悼にたえない。氏が医学界と探偵小説界に尽くされた功績の数々については、世人は大方知悉していられることと思われる。
ここでは主として氏が日常のことと執筆態度などについて書くことにする。
氏の義理堅さは有名なもので、原稿など依頼を受け、引き受けられるや、枚数期日など極めて正確で殆ど編集者に迷惑をかけたことなどはなかった。いつも編集者に安心を与えていられた。これは医者が患者に安心を与えて、その心を喜ばせるという、あの心理から来ている。
会合などのあった場合に、時間通りといいたいが、時間より早く来られるのが氏の特色であった。
学者ぶらないばかりか、学者あつかいにされることを嫌って、そういう話を持ちかけると、いつも上手に、何んとなく別の方へ話を持って行かれた。
◇
手紙をよく書かれたのも有名で、氏へ手紙を出して、その返辞を貰わなかった人は殆どあるまい。時々返辞が遅れたり溜ったりされた時は、病体を押してわざわざ出かけて来られ「手紙を取りっぱなしにして済みません、それで参りましたよ」