일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうねんたんていちょう

少年探偵長

海野 十三

海野 十三의 少年探偵長(しょうねんたんていちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 110,286자 · 221화면

아오조라 문고

屠所にひかれる羊とは、このときの机博士のようなのをいうのであろう。よろよろと、足下もさだまらぬ机博士を、荒くれ男が左右から、ひったてるようにして、やってきたのは首領の待っている特別室。

首領の四馬剣尺は、あいかわらず竜の彫物のある、大きな椅子に坐っていた。身のたけ六尺にちかく、ビール樽のように肥ったからだは横綱もはだしで逃げだしそうな体格だ。顔は例によって、三重のヴェールによってつつまれているが、そのヴェールがブルブルとふるえているところを見ても、いかに首領がおこっているかわかるだろう。

土色になって、コンニャクのようにブルブルふるえている机博士は、首領のまえの椅子にひきすえられた。

「机博士」首領四馬剣尺の声は、つめたく、落着きはらっていた。これは首領のいかりが、いかに大きいかという証拠なのだ。四馬剣尺はいかりが大きければ大きいほど、つめたく落着きはらうのである。

「おまえは昨夜、このわたしにどのような無礼をはたらいたか、よくおぼえていような」

「首領、お許しを……」

「黙れ!」

首領は大喝した。からだがいかりでブルブルふるえた。

「獅子身中の虫とは、机博士、おまえのことだ、おまえは盗人のようにわたしの部屋へしのびこんだ。