후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
中島 敦의 山月記・李陵 他九篇(ぎゅうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,608자 · 84화면
この街にあるものは、ただ、如何にも植民地の場末と云った感じの・頽廃した・それでいて、妙に虚勢を張った所の目立つ・貧しさばかりである。とにかく、マリヤンはこうした環境にいるために、自分の顔のカナカ的な豊かさを余り欣んでいないように見えた。豊かといえば、しかし、容貌よりもむしろ、彼女の体格の方が一層豊かに違いない。身長は五尺四寸を下るまいし、体重は少し痩せた時に二十貫といっていた位である。全く、羨ましい位見事な身体であった。
私が初めてマリヤンを見たのは、土俗学者H氏の部屋においてであった。夜、狭い独身官舎の一室で、畳の代りにうすべりを敷いた上に坐ってH氏と話をしていると、窓の外で急にピピーと口笛の音が聞え、窓を細目にあけた隙間から(H氏は南洋に十余年住んでいる中に、すっかり暑さを感じなくなってしまい、朝晩は寒くて窓をしめずにはいられないのである。)若い女の声が「はいってもいい?」と聞いた。オヤ、この土俗学者先生、なかなか油断がならないな、と驚いている中に、扉をあけてはいって来たのが、内地人ではなく、堂々たる体躯の島民女だったので、もう一度私は驚いた。