일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんけいにいくるひとびと

山谿に生くる人々

葉山 嘉樹

葉山 嘉樹의 山谿に生くる人々(さんけいにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,699자 · 67화면

아오조라 문고

というのは、その切り取りの岩石に、断層というか、何というか、理があったのである。ちょうど山ほどもある玉葱みたいに、山の岩石に層が入っていたのであった。

その理の下の方を、ハッパで外し外し、進んで行ったので、下から支えるものがなくなり、山の圧力で岩石の理に添うて、上の山が「崩壊して来ないとも保証ができない」という事になったのである。

これには、一同まったく困り果てた。

まだ二ヶ月かそこら前にも、中位の柳行李位な石が、その切り取りから落ちて、そんなはずがあろう道理がないのに、急傾斜面を転がって、敷居位ならまだしも鴨居から壁、敷居を打ち折って、そこへ居据った、という出来事があったばかりだった。

その時は、鉄道敷地から、すぐ下の報償道路の上へ、そうっと落とそうという心算で、金挺でちょこっとこじたのだった。が、その意地の悪い石は、報償道路の上で、ちょっと、考えるような風に、一二度のろのろと転がり、上流寄りの沢の方へでも落ちる風を装いながら、道路を外れるや否や、猛然と竹だの欅の樹などに打っ衝かり、それに依って回転を与えられ砲弾のように転げ落ち、家の上の崖っ端で反動のため、約一間も高く撥ね上がって、上述のような被害を与えたのだった。