후리가나로 읽는 일본 고전
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さいしょせい
崔書生
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 崔書生(さいしょせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,809자 · 6화면
崔は長安の永楽里という処に住んでいた。博陵の生れで渭南に別荘を持っていた。貞元年中のこと、清明の時分、渭南の別荘へ帰って往ったが、ある日、昭応という処まで往くと陽が暮れてしまった。
崔は驚いて馬をいそがした。そこは松や柏の茂った林の下で、まだ空の方は明るかったが、林の中はうっすらと暮れていた。と、見ると、すぐむこうの方に一人の綺麗に着飾った若い女が立っていた。崔の馬が進んで往くと、女はびっくりしたように歩こうとしたが、気が顛倒しているかして、彼方へよろけ此方へよろけした。崔は僕を供に伴れていた。崔は僕を振り返った。
「道に迷ってるようだ、お前往って訊いてこい」
僕も馬に乗っていた。僕は主人の崔を残しておいて女の傍へ往った。
女は袖で顔をかくして僕を見なかった。僕はかえってきた。
「恥しがって何にも申しませんが、どこかこの近くの方でございましょう」
崔は言った。
「そのままにしてもおけまい、お前の馬へ乗せて送ってやろうじゃないか」
僕は馬から降りて馬の轡を取り、女の傍へ引返して往った。
「御主人がお送りいたせと申します、お乗りください、お送りいたしましょう」