후리가나로 읽는 일본 고전
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がけしたのいけ
崖下の池
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 崖下の池(がけしたのいけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,109자 · 25화면
金魚の色、黒や赤や青やその他の間色から、その染め分けの模様まで、あれは固定してるものではなくて、いつも徐々に変化する。色が濃くなったり、褪せたりする。模様も変ってゆく。ところが、或る期間、清冽な水のなかに置いておくと、色の濃淡から模様まで固定してしまって、其後はどんな水に飼おうと、生涯変らない。この変らない金魚が、最も高級品である。清水家の池なら、その高級品が育てられる。湧き水のところだけを堰きわけ、淀んだ方で優秀な色合いのものを育て、泉の方でその色合いを固定させるのだそうである。
また、池を貸して下さらないかとも言いました。――金魚池にするのである。東京の金魚屋は殆んど全滅してるので、金魚を育てて売り出せば、如何に高価でも多量でも充分に捌ける。それに、餌は容易く得られる。下水溝の露出してるところが多く、いとめがうようよ繁殖するに違いない。金魚の専門家で協力したいと言ってる者もあるそうである。
また、池のところだけ売って下さらないかとも言いました。――あれだけの面積を、ただ遊ばしておくのはつまらない。普通の地所と同じ価格で譲り受けたい。決して目障りになるようなことはしないそうである。