일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

パリさい

巴里祭

岡本 かの子

岡本 かの子의 巴里祭(パリさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,324자 · 60화면

아오조라 문고

――剰ったのがありますから貸してあげますよ。」

それから屈托そうに体をよじって椅子にかけて八角テーブルの上に片肘つきながら、新吉の作った店頭装飾の下絵の銅版刷りをまさぐる。壁の嵌め込み棚の中の和蘭皿の渋い釉薬を見る。箔押しの芭蕉布のカーテンを見る。だが瞳を移すその途中に、きっと、窓に身をかゞまして覚束なく働いている新吉の様子を油断なく覗っている。何か親密な話を切り出す機会を捉えようとじれているらしい。新吉はどたんと窓から飛下りて掌に握ったじゅう/\いう鳴声を夫人の鼻先に差出した。

――小さい雀の子。」

夫人は邪魔ものゝように三角の口を開けた子雀の毛の一つまみを握り取って煙草の吸殻入れの壺の中へ投げ込んでしまった。無雑作に銅版刷で蓋をする。

――おちついて、あなた、そこに暫らく坐って下さらない。」

新吉はちょっと左肩をよじって不平の表情をしてみたが名優サッシャ・ギトリーの早口なオペレットの台詞を真似て、

――マダムの言いつけとあらば、なんのいなやを申しましょうや。茨の椅子へなりと。」

と言ってきょとんと其所へ坐った。

――いよ/\明日巴里祭だというので、いやにはしゃいでいらっしゃるね。