후리가나로 읽는 일본 고전
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じょうしき
常識
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 常識(じょうしき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,237자 · 33화면
あなたは病院に平野をなぜ一度も見舞わなかったのか。結婚の話をわざわざ私に断ることによって、果してあなたは救われた気持になったか。これまでのことを狂言としてあなたの許から立去ることによって、果して私は満足だったか……。
私は今や自由であるが、然し淋しい。それは私一人のことだ。私は一個のルンペン坪井宏にすぎない。無益な夢想からぬけだした野人にすぎない。
二
初めから、何かしらなごやかでないものがあった。それでも、どこがどうと際立ったものはなかった。みな、相当に酒がまわっていた。「みます」の二階のただ一つきりの室で、光度の少し足りない電燈の光が、静かな一座をてらしていた。餉台の上には、食いちらされた料理の皿が並んでいて、銚子の白い肌が目立っていた。岡部周吉が赤い顔をして、一人で饒舌っていた。村尾庄司が聞手になって、短い言葉を※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)んだりうなずいたりしていた。島村陽一は黙って、時々にやにや笑いながら、頭の奥では自分一人の夢想を追ってるような様子で、なお酒をのんでいた。片隅に坪井宏はねそべって、煙草ばかりふかしていた。