후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
じょうしき
常識
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 常識(じょうしき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,237자 · 33화면
階下には他に客はなく、土間に並んでる卓子の一つに、岡部がよりかかっていた。坪井はつかつかと歩みよった。それを見上げた岡部の眼は、静かな落付を保っていた。
「弱ったことが出来ちゃった……。」
低い落付いた声だった。――富永郁子からの電話で、ここへ来ると、ただそれだけのことである。
「来るなら来てもいいじゃないか。」と坪井は云った。
「それが……どうも、僕はいやなんだ。ただ気まぐれで……。実は今日、富永さんのところへ行ったんだが、何のことからだったか、ふいに、みますへ行ってみたいと、云い出されて、弱っちゃった……。あれっきり、君は逢ったことはないんだろう。それが、あの人にとっては、淋しい……というわけもあるかも知れないが、何もここまで来なくったって……。そう思ったものだから、坪井なら、連れてきてあげましょう、と云ったところ、ばかに気を悪くされちゃって……それから、ぜひみますへ行くと、そうこじれてしまった。それを、何とかごまかして、晩になったら、僕が様子をみてきてあげると、約束してしまったが、気になるので、とにかく来てみると、君たちにつかまって困った。そこへ、今の電話だ。