후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,857자 · 10화면
遠近の人々は語り伝えて参詣をした。それで駒形堂をまた藜堂とも称えます。そうして主従三人は三社権現と祭られ浅草一円の氏神となり、十人の草刈りは堂の左手の後に十子堂をしつらえて祭られました。
駒形は江戸の名所の中でも有名であることは誰も知るところ……何代目かの遊女高尾の句で例の「君は今駒形あたりほとゝぎす」というのがありますが、なるほど、駒形は時鳥に縁のあるところであるなと思ったことがあります。というのは、その頃おい、駒形はまことによく時鳥の鳴いた所です。時鳥の通り道であったかのように思われました。それは、ちょうどこの駒形堂から大河を距てて本所側に多田の薬師というのがありましたが、この叢林がこんもり深く、昼も暗いほど、時鳥など沢山巣をかけていたもので、五月の空の雨上がりの夜などには、その藪から時鳥が駒形の方へ飛んで来て上野の森の方へ雲をば横過って啼いて行ったもの……句の解釈は別段だけれども、実地には時鳥のよく鳴いた所です。そして向う河岸一帯は百本杭の方から掛けて、ずっとこう薄気味の悪いような所で、物の本や、講釈などの舞台に能くありそうな淋しい所であった。