후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,390자 · 7화면
「まあ、そうで御座いますか。皇居御造営になるとか申すことは私どもも噂で承知しておりますのですが、すると、貴君は狆を彫って貴婦人のお間へそれをお納めになるのですか」
「そうなんです。それで鳥屋へも二、三軒行って見ましたが、どうも気に入った狆がおりません。とても、貴店のに比べると狆のようにも見えませんので……これが、その彫刻をして売り物にでもしますのなら、気に入らない見本でも間に合わせも出来ますが、何しろ、宮城の貴婦人の御間へ備え附けられますので、よほど本物が上等でありませんといけませんのでして」
「まあ、お話を聞けば勿体ないようなことで御座いますね。すると、この狆を見本にしてお彫りになれば、この狆の姿が九重のお奥へ参るわけで御座いますね」
「そうです。御場所柄のことで、高貴の方の御集まりになる所へ飾られますわけで」
「そうでございますか。では、まあ、お見立てに預かった仲は、随分名誉なことでございますわね」
「そうです。狆に取ってはこの上もないことと申しても好いかと思います」
婦人相手のことで、なかなか、その応対が念入りで、私も一生懸命ですから、掛引をするではないが願望を遂げたいために弁を振う。