후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,610자 · 6화면
それで私の作を出す出さない件は行き悩んだなりになっており、私は残った仕事を続け脚の方を仕上げていました。
その内開会の日は来てしまって、常例の通り何時何日には、聖上の行幸があるという日取りまで決まりました。
すると、或る日、幹事から私を呼びに来ました。
出て見ると、幹部の人のいうには、
「高村さん、あなたも御承知の通り、いよいよ明後日は聖上の行幸ということになりました。ついては本会の光栄として、特に天覧に供するものがなくてはならないのですが、それについて、いろいろ協議の結果、濤川惣助氏の無線七宝の花瓶と、あなたの作の矮鶏とを出品中の主なるものとして陳列することに決議しましたから、どうかお作を出すことにして下さい。これは会場へ陳列するとはいうものの天覧に供し奉るのでありますから、公衆の前に発表するでなくただ上御一人の御覧に供するだけで御還御の後は直ちにお引き取りになって下さい。右は幹部一同から特にあなたにお頼みします。それで若井の方のことは会で責任を負いますから少しもあなたに御心配はかけません」
とのいい渡しであった。
これには私も大いに困りましたが、どうもこうなっては前説を固守するわけに行かず、ともかくも会へ一任する旨を答えて帰りました。