후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,071자 · 6화면
実をいうと、あれは広小路の夜店で八銭で買ったのです、値は八銭であっても、作は凡作でない。どんな大きな不動を作るにも立派に参考になると思って私は買ったのですが、あなたがそんなに御執心なら差し上げます。しかし、なくなさないようにして下さい。私が参考にしたい時はまた借して下さい」
こういうことで、右の不動様を後藤君に進呈しました。後藤君は大いによろこび、それを自分の守り本尊として持っていたのでした。おかしいことには、よほど後藤君もあの不動が欲しかったか、ちょっと私へたのむのに細工をしたことが後で分って笑いましたが、実は後藤君は酉年ではなくて、戌年であったのでした。
さて、その後、平尾賛平氏が、後藤さんの大切にしている右の不動さまを見たのでありました(平尾氏と後藤氏とは、どういう縁故か知りませんが、ずっと前から親しい間柄であったのです)。すると、平尾さんが大変惚れ込み、どうか、これを譲ってくれといいました。しかし、後藤君は、実はこの不動だけはお譲り出来ない。その訳はかくかくと私と後藤君との間の約束のことを平尾氏に打ち明けました。
すると、平尾さんは、
「なるほど、もっともの話だが、高村さんが君になくなさないようにといった意味は、行処が分らなくなることを恐れたためだろう。