일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,451자 · 15화면

아오조라 문고

、小判形で直径七尺以上のものがあるという。それで、直段は何程かと聞くと、三円だというので、その安いのにはまた驚きました。

直径七尺有余もある栃の木といえば、その高さもおおよそ察せられましょう。枝が五間十間と張り拡がって、山の半腹を掩わんばかり、仰いでは空も見えないほどでありましょう。そういう大木でしかも材質が上等で彫刻の材料になろうというのが一本ただの三円とは、まるで偽のようなことですが、それでも、宿屋の主婦に相場を聞いて見ると、少し高いという話。あの老爺さんは確か二円五十銭で買ったはず、五十銭儲けるとはひどい、もっと負けさせなさいなどいっています。しかし、三円なら値ぎりようもありません。木の当りもこれで附いたので、その日は其所に泊まり、翌朝実地に木を見ることにしました。

この土地では栃の木は切り倒して焚いております。……栃木県というのは栃の木が多いから附けられた名か、それは知りませんが、何んでもこの附近一帯の山には栃の木は非常に沢山あります。しかも喬木が多いのですが、その代り田地はない処。畠はあるが、畠には一面に麻を植えてあります。鹿沼は麻の名産地といわれる位の処で、垣根も屋根の下葺きもすべて麻柄を使ってあって、畠は麻に占められているから、五穀類は出来ません。