일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,468자 · 15화면

아오조라 문고

しかし弟子の多くなるに従って何かと物入りの嵩むは当然で、私が学校へ奉職して、谷中に引っ越した時代は、月給は三十五円でありましたが、その中から五円を割いて一人の弟子の生活費に充てるとして、次第上がりに月給が殖えても、三年目に五円位のものですから、その割に弟子も一人二人と殖え、幾分給料が多くなったとしても、次々の弟子の方へ行きますから、私の生活はやはり元の三十五円程度の暮らしで、物質的にはなかなか縁遠いことでありました。こういう風であったから、自然、前に申した平尾賛平氏などが、商人だけに物を見る目が敏く、私の境遇を察し援助して見る考えを起されたかと思われます。

それからその後、私は一時弟子を取ることを中止しました。それは私の目的も多少果たされ、また私の年もようやく老い、同時に学校の仕事も責任が重く忙しくなったりして、弟子の面倒を見る暇もなくなりましたことで、弟子のまた弟子が出来て、子弟の面倒はその方でも事足る時代ともなったので、ひとまず一段落着いたのでありました。

しかし、それでも、拠所ない場合で、弟子を断わり切れぬので両三人また弟子を置くようになりました。