일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひらがたけとうはんき

平ヶ岳登攀記

高頭 仁兵衛

高頭 仁兵衛의 平ヶ岳登攀記(ひらがたけとうはんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,907자 · 27화면

아오조라 문고

ことが出来ぬ。

翌十七日の七時に野営地を出発して白沢登りを継続した、白沢は水量がすこぶる多くて、また山側の崩壊が稀で洪水も少ないと見えて、岩石に稜角がなくて水苔が生じていて、粗面質の岩石でも往々に足を辷らして、危険千万であるから歩行に非常の注意を要する、だから一朝豪雨に際会して水量が増した時には、到底この沢を行くことが出来なくなって、他に別路がある訳でもないから、野営地に滞在して、減水を待たなければならない、白沢を溯ることが一時間で平岳沢の出合に達する、ここから川を去って白沢と平岳沢の間に出ている尾根を登るのである、頂上までは飲料水も残雪も平坦地もないから、途中で日が没して雨でも降って来るとすこぶる惨憺を極めねばならない、八時半に出合の処を出発して闊葉樹林の下に繁茂屈曲している石楠花や、熊笹を蹈み分けて、馬の背のような尾根を直た上りに登って行く、登るに随うて大樹が次第に稀疎となって、熊笹がだんだん勢を逞うして来る、案内の人夫連は間断なく熊笹や灌木を切り明けて進む、蹇々して歩行の困難のことは筆紙にはとても尽し難い、時々木の間から平ヶ岳の雄大な絶頂が右の方に露われる、暫くで尾根の頂上に出て左の方に燧岳が聳立してはいるが、この辺は熊笹や灌木が密生している