일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひらがたけとうはんき

平ヶ岳登攀記

高頭 仁兵衛

高頭 仁兵衛의 平ヶ岳登攀記(ひらがたけとうはんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,907자 · 27화면

아오조라 문고

ものと見える。

二十日は六時五分に出立した、直に只見川を渉って対岸の岩壁を攀じるのである、この辺の只見川は水量が多くて、自分のようなコンパスの短いものは殆んど股まで達しる、山側を躋り尽すと高原的の処となるが、闊葉樹林の下に例の熊笹が繁茂していて、展望もなければ歩行も決して楽ではない、山毛欅の大樹に通行者の姓名や時日が記してあるのを栞として、熊笹を分けたり蹈んだりして進んで行く、自分は友人の保阪定三郎氏の記名がある樹木を視てすこぶる可懐しく感じた、この辺は総て燧岳の裾野である、只見川の本流が懸水をなしている三丈瀑布を瞰下することが出来る、四時半に熊笹が全く絶えて一大曠野に出た、渺々とした茅の中に幾万の黄菅が咲いていて、美観が譬うるに物なしである、間もなく一小廃屋の前に出た、自分は太早計にもここを上州の尾瀬平と思い込んだが、それにしても只見川を踰えたはずがない、小一時間もうろついてようよう見当が附いた、マツクラから二里ばかり行くと魚釣りの小舎があると聞いていたが、自分も人夫も二里と呼ばれている処を、まさかに朝の六時から十時間もかかって其処へ出たとは、最初の中はどうしても考えられなかった、それから只見川へ出て川を溯って行くと、左の山側に登る