일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひらがげんないとりものちょう

平賀源内捕物帳

久生 十蘭

久生 十蘭의 平賀源内捕物帳(ひらがげんないとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,367자 · 36화면

아오조라 문고

十五日は阿蘭陀八朔の日で、甲必丹は奉行所を訪問して賀詞を述べ、それから代官、町年寄などの家を廻って歩く。蘭館では饗宴の席を設け、奉行並に奉行所役人、通詞出島乙名、その他友人、蘭館出入りの者を招いて盛な酒宴を催してこの日を祝う。

甲必丹もヘトル役も外科医も、皆、江戸で懇意にしておったので源内先生も招かれてその祝宴に連ることになった。

先年いろいろ世話になった大通詞の吉雄幸左衛門や通詞の西善三郎なども招かれて来ていて、参府の折の本草会の話なども出たが、先生の胸中には悲哀の情と佶屈の思いがあるので、どうしても気が浮立たない。

そのうちに食卓開始の合図の鐘が鳴って、一同の後につづいて食堂に入ると、食卓の上には銀の肉刺や匙が美しく置かれ、花を盛った瓶をところどころに配置し、麺麭を入れた籠や牛酪容などが据えられてある。

最初に鼈の肉羹が出、つづいて牛脇腹の油揚、野鴨全焼という工合に次から次に珍味佳肴が運び出される。阿蘭陀料理は源内先生の最も好むところで、このような珍味を食い葡萄酒を飲みながら植物学者ヤコブスの如き高足と談笑することは、この世での最上の愉快とするのだが、思うまいとしても蘇州庵の竹倚で殺されていた利七の無残な姿やお鳥の哀れな死顔、また藤十郎の悲歎に窶れたようすなどがチラチラと眼に泛び、何を喰べても何を