후리가나로 읽는 일본 고전
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おうまじるしはいしゃく
御馬印拝借
山本 周五郎
山本 周五郎의 御馬印拝借(おうまじるしはいしゃく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,483자 · 43화면
のである。
不意うちはみごとに功を奏した。まだ府中でさえ徳川軍が動きだしたことは知らない、ましてここまで突っ込んで来ようとは予想もしていなかったので、先鋒が斬って入るや砦の中はまったく混乱におちいった。そのまま潰走し去るかとみえたがさすがに甲斐武士で、斬り込んで来た人数が少ないのをみるとやがてたち直り、具足を着けるいとまもなく素肌でとびだしたような者までが、手に当る槍かたなを執って猛然と反撃に出はじめた、そこへ南がわに待機していた源七郎の五十騎が面もふらず突っこんだ。……濠を塹り石で組上げた砦の中はひどく狭い、その狭い通路で、溜り場で、塁壁の蔭で、絶叫と呶号がとび交い刃と槍とがあい撃った。凄絶とも壮烈とも形容しようのない白兵戦が到るところに展開し、それがしだいに砦の外へと移った、勝敗のわかれがあきらかとなり、塁をとび越え山腹を転げながら敗走する敵が眼につきだした。……源七郎は五人ほどの敵を斬り伏せたあと、塁壁の上に立って戦闘の指揮をしながら、榊原の先手組がいかに剽悍な戦隊であるかをまさしくおのれの眼で見た。一人ひとりの精強なことはいうまでもないし、組となれば組ぜんたい、隊となれば隊ぜんたいが一つの戦気にかっちりと結びつき、いかにも自在にその能力を発揮する、なかでも特に眼を惹い