후리가나로 읽는 일본 고전
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おうまじるしはいしゃく
御馬印拝借
山本 周五郎
山本 周五郎의 御馬印拝借(おうまじるしはいしゃく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,483자 · 43화면
のであろう、――よくわかりました源七郎さま。信夫はそっと心のうちで答えた、――わたくし河津の家へとつぎます、そして虎之助どのの貞節な妻になります、それが貴方さまへのお詫びのしるしにもなると信じますから……。勘兵衛はむすめのようすをいたましげに見まもっていたが、やがてしずかに労るように云った、「河津はけがをして掛川にいるそうだ、間もなく浜松へ帰ってまいるだろう、源七郎のこころざしだ、もし帰って来たら、おまえからこの鏡を贈るがよい、わかったな」「はい……」はいと口のうちで答えながら、信夫は両手で面を掩った、傍らにいた母親のお萱もそっと眼を押えた、勘兵衛は膝の上でかたく拳をにぎり、妻戸のほうへ眼をそらしながら、まるで自分で自分を慰めるように云った、「源七郎は殿から御着用の陣羽折を拝領したという、もののふとしては無上の死に方だった……まことに、うらやむべきやつだ……」
付記 この篇の二三七頁に「安禅がどうとかして心頭を滅却すれば」云々ということを記したが、これは唐の翰林院学士、杜荀鶴の詩の転結であって、正しくは「三伏門を閉じて一衲を被る、兼て松竹の勾廊蔭するあり、安禅何ぞ必ずしも山水を須いん、心頭を滅却すれば火も亦涼し」