일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんじゅう

心中

森 鴎外

森 鴎外의 心中(しんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,515자 · 17화면

아오조라 문고

「あら。お金さん。目が醒めているの。わたしだいぶ寐たようだわ。もう何時。」

「そうさね。わたしも目が醒めてから、まだ時計は聞かないが、二時頃だろうと思うわ。」

「そうでしょうねえ。わたし一時間は慥かに寐たようだから。寝る前程寒かないことね。」

「宵のうち寒かったのは、雪が降り出す前だったからだよ。降っている間は寒かないのさ。」

「そうかしら。どれ憚りに行って来よう。お金さん附き合わなくって。」

「寒くないと云ったって、矢っ張寝ている方が勝手だわ。」

「友達甲斐のない人ね。そんなら為方がないから一人で行くわ。」

お松は夜着の中から滑り出て、鬆んだ細帯を締め直しながら、梯子段の方へ歩き出した。二階の上がり口は長方形の間の、お松やお金の寝ている方角と反対の方角に附いているので、二列に頭を衝き合せて寝ている大勢の間を、お松は通って行かなくてはならない。

お松が電灯の下がっている下の処まで歩いて行ったとき、風がごうと鳴って、だだだあと云う音がした。雪のなだれ落ちた音である。多分庭の真ん中の立石の傍にある大きい松の木の雪が落ちたのだろう。お松は覚えず一寸立ち留まった。

この時突然お松の立っている処と、上がり口との中途あたりで、「お松さん、待って頂戴、一しょに行くから」