후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ただなおきょうぎょうじょうき
忠直卿行状記
菊池 寛
菊池 寛의 忠直卿行状記(ただなおきょうぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,602자 · 47화면
後に豊後府内から同国津守に移されて、台所料として幕府から一万石を給され、晩年をこともなく過し、慶安三年九月十日に薨じた。享年五十六歳であった。
忠直卿の晩年の生活については、なんらの史実も伝わっていない。ただ、忠直卿警護の任に当っていた府内の城主竹中采女正重次が、その家臣をして忠直卿の行状を録せしめて、幕席の執政たる土居大炊頭利勝に送った「忠直卿行状記」の一冊があるばかりである。その一節に、
「忠直卿当国津守に移らせ給うて後は、些の荒々しきお振舞もなく安けく暮され申候。兼々仰せられ候には、六十七万石の家国を失いつる折は、悪夢より覚めたらんが如く、ただすがすがしゅうこそ思い候え。生々世々、国主大名などに再びとは生れまじきぞ、多勢の中に交じりながら、孤独地獄にも陥ちたらんが如く苦艱を受くること屡々なりなど仰せられ、御改易のことについては、些の御後悔だに見えさせられず候。……徒然の折には、村年寄僧侶などさえお手近く召し寄せられ、囲棋のお遊びなどあり、打ち興ぜさせたもう有様、殷の紂王にも勝れる暴君よなど、噂せられたまいし面影更に見え給わず。ことに津守の浄建寺の洸山老衲とは、いと入懇に渡らせられ、老衲が、『六十七万石も持たせたまえば、誰も紂王の真似などもいたしたくなるものぞ。