후리가나로 읽는 일본 고전
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
海野 十三의 怪塔王(かいとうおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,635자 · 337화면
そうです、この壁には、どうしたものか、塔の入口と同じ光景がうつっていて、その前に、帆村探偵と一彦とがうろうろしているのがうつっています。まるで映画がうつっているようにも見え、また魔法の鏡がかかっているようにも見えます。なにしろ塔の下の入口の光景が、このように塔の階上の室で見えるのですからね。
「あっはっはっ。まだ諦めよらんな。それでは一つおどかしてくれるか」
そういいながら、怪塔王は机の上から長い管のついたマイクロフォンをとりあげて、口のそばに持っていくと、
「おいおい、なぜうちのまわりをうろうろしているんだ。ははあ、鍵穴をのぞいたな。変なまねをしていると、今に頭の上から、毒ガスをぶっかけるぞ」
帆村と一彦の頭の上からふってきたのは、それは破鐘のような大きな声でした。
「これはかなわん。おい一彦君、はやく逃げるんだ」
と、帆村探偵はふだんにも似ず、弱音をはいて逃げだしました。
「あっはっはっ、ざまを見ろ」
怪塔王は、なおもからからと笑いつづけます。
怪塔王とは一体何者でしょうか。しかしとにかくこの怪塔に、おどろくべき最新科学による仕掛がしてあることは確です。