후리가나로 읽는 일본 고전
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
海野 十三의 怪塔王(かいとうおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,635자 · 337화면
小浜兵曹長は、はやくもこれを見てとって心配になりました。なにしろおそろしい風が、こうして綱にさがっている二人の体をもぎとりそうに吹きつけるのですから、その苦しさったらありません。
「青江、しっかりしろ。怪塔王は、こっちをにらんでいるぞ」
小浜兵曹長は、しきりに青江をはげましています。
ところが、もう一つ心配なことが、いよいよ心配になって来ました。それは、怪塔ロケットの舵のうえをしばっているこの綱の輪になっているところです。これはしきりに風にあおられ、炎々と燃えていましたが、その火を消そうにも、手がとどきません。
小浜兵曹長は、綱にぶらさがったまま、歯をくいしばって残念がっています。
「うふふ、ざまをみろ!」
と、怪塔王は、いい気持そうに窓から指さししてわらっています。なんというにくらしい奴でしょう。
ごくん! 綱がすこしゆるんで、変なひびきが、その上をつたわって来ました。――と思うまもなく怪塔ロケットと青江機とをつないでいたこの綱は、ついにぷつんと焼けきれてしまいました。ああ!
4
さあたいへん! 怪塔ロケットと青江機とをつないでいた綱が、とうとう焼けきれたのです。