일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

海野 十三의 怪塔王(かいとうおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,635자 · 337화면

아오조라 문고

そういう声は、たしかにこの前の怪塔王の罵り声でありました。そして本当に毒ガスがでてきたのでもありましょうか、塔の上に別の赤い灯がつきました。

「おい、一彦君。残念だが引きかえそう」

と、帆村は無念そうにいいました。

「おじさん、やっぱり退却するの」

「うん、どうも仕方がないよ。折角鍵まで用意してきたけれど、これじゃ深入りしない方が後のためになる。さあ一、二、三で駈けだそう。走るときは真直に走っちゃ駄目だよ。鋸の歯のようにときどき方向を急にかえて走るんだぜ。そうしないと、塔の上から射撃されるおそれがある」

と、帆村の注意は、どこまでも行きとどいていました。

こうして帆村と一彦とは、折角怪塔まで近づきながら、遂に怪塔王に気づかれてしまって、残念ながら引きかえすこととなりました。

二人は、この失敗にそのまま勇気をくじいてしまうでしょうか。

不思議な木箱

1

さて、その翌日の夜のことでありました。

怪塔のあたりはいつものように闇の中に沈んで、三階目の窓に黄いろい灯のついていることも、昨日のとおりでありました。

その夜も更けて、時刻はもう十二時ちかくでもありましたろうか。