후리가나로 읽는 일본 고전
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
海野 十三의 怪塔王(かいとうおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,635자 · 337화면
「塩田大尉、血はここでとまっていますよ」
「なるほど、これから先は、どこへいっているのだろうかなあ」
二人は、その室の隅をいろいろとさがしてみました。するとその壁の一番隅っこに、一銭銅貨を五つ並べたぐらいの大きさの、お猿の面がはりつけてありました。
「おや、こんなものがありますよ」
「どれどれ。ほう、お猿の顔の彫りものらしいが、このがらんとした部屋には似あわしからぬ飾りものだね」
そのお猿の面は、鉄かなにかでできていました。
「一体これはなんでしょうね」
一彦は、お猿の面をいじってみました。ひっぱってみましたが、とれません。しかし、横にひっぱってみますと、お猿の面がうごきました。そして下から、思いがけなく鍵穴があらわれました。たいへん大きな鍵穴でありました。
「おやおや、こんなところに鍵穴がありますよ」
塩田大尉も、そこへしゃがんで顔を前へつきだしました。
「なるほど、これは大発見だ。たしかに鍵穴にちがいないが、こんなところに鍵穴があるなんて、どういう仕掛になっているんだろう。しかし、みたまえ一彦君、この鍵穴はずいぶん大きいね。よほど特別製の大きな鍵をつかうのだ。