후리가나로 읽는 일본 고전
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
海野 十三의 怪塔王(かいとうおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,635자 · 337화면
おおその部屋は、ちょっとした倉庫ほどもあるひろい部屋です。しばらくあけたこともなかったとみえ、中からはぷーんとかびくさい臭がただよってきました。
「こら、出てこい」
塩田大尉は、暗い部屋に向かって叫びました。しかし室内はたいへんしずかでした。
2
「誰もいないようだ」
塩田大尉は、一彦をふりかえっていいました。
「でも、中が暗くて、よくわかりませんね」
「待った。そこに電灯のスイッチが見える。いまつけるから――」
と、壁の内側にあったスイッチをおしますと、室内は、ぱっと明かるくなりました。
「ほう、あれは何だろう」
塩田大尉は、その部屋の真中に、横だおしになっている妙な機械のそばによりました。
「なんでしょうね」
一彦も、そばによって、その機械をつくづくながめました。それは全く妙な機械というよりいいあらわし方のない機械でありました。まずそれに似たものを思いだしてみますと、熱帯地方に棲んでいる錦蛇という大きな蛇が、とぐろを巻いていて、そして鎌首をもちあげているところを考えてください。但し、その大蛇の首は一つではなく、七つの首をもっています。その首をよくみますと、それはラッパみたいに先が開いているのです。