후리가나로 읽는 일본 고전
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
海野 十三의 怪塔王(かいとうおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,635자 · 337화면
「やあ――」と博士は目をまるくして、「おや、このごろは軍艦では、女の給仕をつかうようになったんですか。あっはっはっ」
ミチ子は、顔をあかくしました。
7
大利根博士は、竿竹のようにほそい体をいろいろに曲げては、飴細工のように曲ったり溶けたりしている軍艦淡路の艦体をいちいちていねいに見てまわりました。
博士は感心するたびに、つよい近眼鏡のおくに眼玉をひからせたり、ぼうぼうひげをぴくりと動かしたりしました。
「塩田さん、だいたいよく見まわりました。一番おもしろいのは、この通風筒ですよ」
といって、博士はそばにたっている通風筒を振返りました。この通風筒というのは、煙管の雁首の化物みたいな、風をとおす大きな筒です。それは鉄板でできていましたが、それがまるで大風にふきとばされたようにひん曲り、しかもその上にいくつもぶつぶつと大小の穴があいているのでありました。
「塩田さん、この通風筒をすこしばかり貰ってゆきますよ。もってかえって、よく研究してみなければならぬ」
そういうと、大利根博士は、白墨をポケットから出して、通風筒の穴のまわりに、丸印だとか三角印だとかをかきました。