후리가나로 읽는 일본 고전
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こいとじってときんちゃくきり
恋と十手と巾着切
山中 貞雄
山中 貞雄의 恋と十手と巾着切(こいとじってときんちゃくきり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,138자 · 25화면
辺りを見廻したが三次の姿は最早無い。しまったと今更残念がったが仕方がない。
S=道――
鼻唄唄って意気揚々と三次が行く。(F・O)
S=お稲荷さん境内
其辺へ三次はやって来た。
茶店で客を呼んでいたお絹が三次を見て「休んでいらっしゃいまし」と愛想笑い。
言われる迄もなく三次の目的はお絹にあるのである。
床几に腰を下ろして休んで居ると、其処へ一人の遊び人風の男がやって来る。少々酔っ払って足許が危い。
その男も茶店に休む。
三次嫌な奴と舌打ちした。
遊び人は一杯機嫌で茶を持って来たお絹の手をグイと掴んで引き寄せ様とする。
「アレッ」とお絹が振り放して身を引いた。
「御冗談を」と笑う。
遊び人が「冗談だよ」と嫌な笑。
三次苦り切って居る。
其処へ又浪人者が「許せ!」と言って遊び人のすぐ傍へ腰を下した。それと見た三次が何かを考えつく。
お絹が浪人の処へ茶を持って来ると、酔っ払った遊び人は横あいからお絹の腕を掴みに行って再び振り放された。
お絹嫌がって茶店の奥へ逃げ込む。
遊び人はいい気になって後を追って行く。
三次がその間に、つッと浪人の傍に寄り添って、
「旦那」