후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふのくちぶえ
恐怖の口笛
海野 十三
海野 十三의 恐怖の口笛(きょうふのくちぶえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,713자 · 122화면
発見されないというのは可笑しいなア」
「やっぱり吸血鬼か。そうなると、これで三人目だ。これはいよいよ本格的の殺人鬼の登場だッ。――ところで君はいま何処にいるのだ。勇が探していたが、会ったかネ」
「場所はちょっと云えませんがネ。そうですか、勇君は何を云っていましたか。――」
と其処までいったとき、何に駭いたか、青龍王は電話の向うで、
「ウム、――」
と呻った。そして、
「検事さん、また後で――」
といって、電話はガチャリと切れた。
「午後四時十分。――」
と、検事は静かに時計を見た。すると待っていたように、大江山課長が声をかけた。
「青竜王のいるところが分りました。いま電話局で調べさせたんです。青竜王、いま竜宮劇場の中から電話を掛けたんです。私は青竜王に一応訊問するため、職権をもって拘束をいたしますから……」
「午後四時十分。――」
と検事は大江山の言葉が聞えないかのように、静かに同じ言葉を繰り返した。
丁度そのすこし前、竜宮劇場の赤星ジュリアの室ではまるで何かの劇の一場面のような、世にも恐ろしい光景が演ぜられていた。
赤星ジュリアは喜歌劇に出演中だったが、彼女の持ち役である南海の女神はその途中で演技が済み、あとは終幕が開くので彼女を除く一座は総出の形となって、ひとりジュリアは楽屋に帰ることができるのであった。