일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うらみなきさつじん

恨なき殺人

宮島 資夫

宮島 資夫의 恨なき殺人(うらみなきさつじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,611자 · 56화면

아오조라 문고

俺やまったく困ったことになった」と、鈴木は眼に一杯涙をためていた。

松田というのは、まだこの山へ来てから、十日と経たない男であった。或る朝、見張りに事務員が揃っているところへ、坑夫浪人らしい姿をして、ひょっと入って来た、若い男があった。そして、

「鈴木さんという方はお出でですか」と訊ねた。

「俺が鈴木だ」と言って鈴木が出て行くと、その男は、

「赤木の親分から手紙を貰って来ました」と、腹掛けから出した手紙を渡した。鈴木はそのクシャクシャになった手紙を読みづらそうに眺めていたが、

「ああ、赤木の兄弟も奉加帳になってしまったのか」と悲しそうにつぶやいたが、

「お前は松田というのか」とその男に訊ねた。

「ええ、そう申します」と、若い男は坑夫の挨拶のような口調で答えた。

「何時坑夫になった」

「一昨年で、まだ未熟もんでございます」と頭を下げた。その容子が可笑しいので、見張りにいたものはみんな笑い出した。

「まあ好いや、この山は今一杯で使役どめだし、そんな腕じゃ坑夫にはなれないから、支柱手子にでもなるように相談しておいてやる。此処を下ると飯場があるから、二号の方へ挨拶をして上ったら、村の俺の家へ行って待っていろ、赤木の兄弟のことも聞きたいから」