일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あくりょう

悪霊

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 悪霊(あくりょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,980자 · 67화면

아오조라 문고

そこで、当然私は、先日のN某君にもう一度改めて会いたいと思った。会って、この不思議な犯罪事件について、同君の口から何事かを聞出したいと思った。記録を所持していた同君は、この事件に全く無縁の者ではないと思ったからだ。併し、残念な事には、記録を買取った時の事情があんな風であった為に、私は、某君の身の上について何事も知らなかった。彼の面会強要の手紙は三通残っていた。けれど所書きは皆違っていて、二つは浅草の旅人宿、一つのは浅草郵便局留置きで返事を呉れとあって所書きがない。その旅人宿二軒へは、人をやったり電話をかけたりして問合せたけれど、N某君の現在の居所は全く不明であった。

記録というのは、真赤な革表紙で綴じ合せた、二冊の部厚な手紙の束であった。全体が同じ筆蹟、同じ署名で、名宛人も初めから終りまで例外なく同一人物であった。つまり、この夥しい手紙を受取った人物が、それを丹念に保存して、日附の順序に従って綴じ合せて置いたものに相違ない。若しかしたら、あのN某こそ、この手紙の受取人で、それが何かの事情で偽名していたのではなかったか。こんな重要な記録が、故なく他人の手に渡ろうとは考えられないからだ。