일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あくまのでし

悪魔の弟子

浜尾 四郎

浜尾 四郎의 悪魔の弟子(あくまのでし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,202자 · 51화면

아오조라 문고

十二

私が名を書かなかったために意外な結果を惹き起したのでした。

書き終った私は、もって居た一罎の薬をそのまま全部一度に呑みほしました。いとわしい此の世に最後のあいさつをしながら、木曽川の流れを葬いの歌ともききながら。

土田さん、私がこのまま死に得たら、どんなに私は幸福でしたろう。しかし私の罪業は之だけでは尽きなかったと見えます。

十二

私は其の時から直ちに滾々たる眠りに陥りました。何時間眠ったか、何日眠ったかそれは私には全く判りません。私が目をさました時、死ぬような頭痛と嘔き気に襲われながらあたりを見廻した時は、後で考えて見ると、木曽の×駅近くの警察署に居たのでした。

私がすえ子の所で、怪しい言葉を出してから、役人達は私を追って居たに違いありません。木曽の×村の宿屋は私の長い眠りに驚いて駐在所にでも訴えたのでしょう。

ともかく私は見知らぬ所で、苦しい眠りからさめたのです。さめてから後の私は実にみじめなものでした。

あなたは、催眠薬を少しでも呑みすぎた後の不快さを知っておられるでしょう。ところが私は二十日分ももしくはそれ以上の薬を一度に呑んだのです。私が生き甦ったのが不思議な位です。