일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あくまのかお

悪魔の顔

野村 胡堂

野村 胡堂의 悪魔の顔(あくまのかお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,677자 · 29화면

아오조라 문고

十一時頃にはもう、すっかり調子づいて、ワッワッという騒ぎ――、何んな大事件が起っても、この恐ろしい歓喜を拒めそうもありません。

「タ、大変、お、奥様!」

不意に、廊下の外へ恐ろしい悲鳴が響きます。歓楽の渦はピタリと停って、皆んなの表情は一瞬――恐怖に硬ばります。

「奥様ッ、旦那様が、タ、大変で御座います」

扉を押し開いて飛び込んだのは、主人付の女中、

「何うしたの、旦那様が何うかなすったのかえ?」

濤子夫人が一番に廊下に出ると、続いて酒井博士が飛び出しました。

やがて、その後を追おうとする男女の来客の雪崩は、階子段の下で、酒井博士に喰い止められてしまったのです。

「御主人が急病だそうです、暫らく私に任せて下さい」

男女の来客は、スゴスゴと元の客間に引返しました。夫人と主治医の博士が引受けた上は、来客達は押してもというわけには行きません。

それから三十分もすると、客の半分は帰ってしまいました。千種十次郎も何遍か立ちかけましたが、妙に新聞記者の第六感が働いて、此儘立ち去る気になれません。何んかしら、此邸の中には事件の匂いがして来たのです。

やがて、年齢の割には好奇心の満々として居るらしい小西老人が、滑るように客間を出て、十分ばかりすると又滑るように帰って来ました。