일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんじのあと

惨事のあと

素木 しづ

素木 しづ의 惨事のあと(さんじのあと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,258자 · 23화면

아오조라 문고

そして親も子も死んだのではなくて、殺されたのだ。楯井さんは、いろ/\の事を考えながら、蝋燭の灯が消えかゝって、パチ/\音がするのを、じっと見ていた。

二

殺された原因というのは、その家の嫁がもとであった。

此の開墾地をあてに地方から流れこんで来る、大工、土方、左官などゝいう旅職人がずい分ある。けれども、多くは半年か精々一年たゝずでまた流れて行ってしまうのであった。なかには一寸した小悧口なものもあって、辛抱強く我慢して土地の下附願でもして少しばかりの未墾地を耕しながら、気らくに暮らして行こうなどゝいうものもあるけれどもそれは極少なかった。山崎一家のものを惨殺した大工の万吉は、こうした所謂流れ職人の少し気のきいた男であった。

彼は以前、北見のある海岸に、自分とおなじ内地のものが、一寸した漁業をやっているのをたよって出て来た。国で少しは大工の職をおぼえていたので、慣れないながらも船大工の手伝などをしながら、相当に働いていた。若い職人仲間には、不似合なほど堅い男として、少しは金もためたらしい。彼は今度、稚内鉄道の工事が始まるという事を聞きつけて、その海岸を去って天塩の山奥へ来た。