일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんじのあと

惨事のあと

素木 しづ

素木 しづ의 惨事のあと(さんじのあと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,258자 · 23화면

아오조라 문고

そしてなかば飲食店、なかば安宿というような居酒屋に二週間ほど滞在しているうちに、山崎の家の仕事にありついて、毎日その家に出入するようになったのであった。

新開地といえば、ずいぶん如何わしい女が、そんな土方や職人等を相手にうろ/\している。この新開地もやはり、あやしげな女を多く囲っている家が三四軒もあった。万吉が宿っていた家も、どうやらその家の一つらしい。けれども万吉は、これまでそんな女にあまりかゝわった事がなかった。彼はどういうわけか、所謂良家の娘や、美しいきれいな花嫁などに気が引かれたのであった。もしも思煩った所で、彼方の女に何の歯ごたえがなくとも仕方がないと諦めて居た。

職人などのなかにはよく、きれいな男が一人位はいるものであるが、万吉はその美男な一人であった。色の白い鼻筋の通った、一重目蓋の男である、彼は宿の女将と懇意になると、よく様々な世間話をした末が、この界隈の娘だちや、嫁の話しを初めた。

『五腺奥の藤原さんには、おひめ様のような娘がいる。』

などゝいうことを、如何にもうらやましそうに話したりした。実際藤原の家ばかりでなく、田舎の百姓にはいゝ娘を持った家が多い。