일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あいしょへき

愛書癖

辰野 隆

辰野 隆의 愛書癖(あいしょへき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,404자 · 23화면

아오조라 문고

此他にビブリオターフと云うのがあるが、ターフとは墓の義で、唯徒らに読みもせぬ書物を買って積んで置くのを楽しむ輩である。愛書狂の中でも、合掌派や墓守流は未だ未だ無難であるが、之が更に一歩進むとビブリオクレプト即書盗となる。甚だ物騒な話で、此んな奴が飛び出すと、愛書家はお互に用心し度くなる。ところが、此の書盗にをかけたのが、書籍欲しさの人殺しで、斯んな奴に会ったら、それこそ百年目である。以下、愛書癖の穏健派から過激派に至る段階を、順を追うて説く事にしよう。

愛書家。ビブリオフィルと云う語は、十八世紀の終り頃から一般に行われ出したので、其以前はフィルビブリオンと云う語が用いられた。而して其の源は中世紀の文学者リシャール・ド・ビュリーの著わすところ『フィルビブリン』迄溯るそうである。では、古代には愛書家という語はなかったのかと聞かれると一寸困るが、語はなくとも愛書家が存在した事は確かである。それは旧説に、昔々エジプトの或王様が宮廷の図書室の戸口に「霊魂慰藉の宝庫」と誌した、と云う事が書いてあるからである。中世紀は、フィルビブリオンと云う言葉まで出来た時代であるから、愛書家が名実共に存した事は蓋し疑いを容れない。