일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あるよのたけだりんたろう

或る夜の武田麟太郎

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 或る夜の武田麟太郎(あるよのたけだりんたろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,499자 · 8화면

아오조라 문고

その昔、といっても日華事変前頃まで、所謂土手の小林は、吾々市井の酒飲みにとって、楽しい場所だった。

この家は終夜営業していた。この点では品川の三徳と双璧だが、三徳の方は深夜になると戸を閉めるのに反し、小林の方は夜通し表戸を開け放しなのである。いくら顔馴染みだからといって、表戸が閉ってるのと開いてるのとでは、大いに違う。開け放してあれば、ぬーっと、或はのっそりと、はいりこむことが出来る。

小林は馬肉屋なのである。酔っ払ってから馬肉などと、眉をひそめてはいけない。深夜、二時三時頃ともなれば、殆んど夕食を摂っていない酒飲みの腹は、さすがに空いてくる。馬肉の一鍋ぐらいは適度に納まる。味噌煮だから、酒と莨に荒れぎみの咽喉や胃袋には、味噌汁と同様の効果がある。馬肉は上肉と下肉とでは大変な違いで、上等なヒレともなれば牛肉にも劣らない。それを空腹に納めて、あとはただ猪口をちびりちびりと、煮えるに任せた鍋をぼんやり眺めているのも、達人の域にあってはまた風流なものである。

小林では殊に酒がよかった。何という酒か、その名を遂に聞いたことはなかったが、口には実に味よく、そして甚だ水っぽく稀薄なのである。