후리가나로 읽는 일본 고전
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あるしょうじょのしまで
或る少女の死まで 他二篇
室生 犀星
室生 犀星의 或る少女の死まで 他二篇(あるしょうじょのしまで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 113,554자 · 228화면
青梅の頃になると卵色した円いやつが、梢一杯に撓み零れるほど実ったり、美しい真赤なぐみの玉が塀のそとへ枝垂れ出したのや、青いけれど甘みのある林檎、杏、雪国特有のすもも、毛桃などが実った。
私どもは殆んど公然とそれらの果実を石をもって叩き落したり、塀に上って採ったりした。ちょうど七つ位の子供であった私どもは、そうした優しい果実を掠奪してあるくためには、七、八人ずつ隊を組んで裏町へでかけるのであった。それを「ガリマ」と言っていた。
「ガリマをしようじゃないか。」
こう発言するものがあると、みな一隊になって果樹園町へでかけた。しかし、それは全然道路の方へ樹の枝がはみ出た分の果実に限られていた。まるで南洋の土人のような、荒いしかし無邪気な掠奪隊であった。
だから果実の木をもつ家家の人は、子供らが道路の方へ出た分の果実を採っていても、別に咎めも叱りもしなかった。かえって、人のよい中年の母らしい人がにこにこ微笑って見ているのもあったりした。
「ガリマ隊の来ないうちに。」と言って、果実を急に採り初める家もあった。
私もよくその「ガリマ」隊に加わったものであった。「ガリマ」