일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せんそうについて

戦争について

黒島 伝治

黒島 伝治의 戦争について(せんそうについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,403자 · 3화면

아오조라 문고

ここでは、遠くから戦争を見た場合、或は戦争を上から見下した場合は別とする。

銃をとって、戦闘に参加した一兵卒の立場から戦争のことを書いてみたい。

初めて敵と向いあって、射撃を開始した時には、胸が非常にワク/\する。どうしても落ちつけない。稍もすると、自分で自分が何をしているのか分らなくなる。でも、あとから考えてみると、チャンと、平素から教えならされたように、弾丸をこめ、銃先を敵の方に向けて射撃している。左右の者があって、前進しだすと、始めて「前へ」の号令があったことに気づいて自分も立ち上る。

敵愾心を感じたり、恐怖を感じたりするのは、むしろ戦闘をしていない時、戦闘が始る前である。シベリアでの経験であるが、戦闘であることを思うと、どうしても気持が荒々しくなり、投げやりになり、その日暮しをするようになる。家から、手紙に札を巻きこんで送られて、金が手に這入ると、酒を飲み、女を買いに行く。明日の生命も分らないということが常に心にあって、今日のうちに出来るだけ快楽をむさぼっておかないと損だ、というような気持になるのだ。

街へ出ると、露西亜人がいる。露西亜の兵隊が、隊伍を組んで歩いている。