후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎきょくをかくわたしのこころもち
戯曲を書く私の心持
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 戯曲を書く私の心持(ぎきょくをかくわたしのこころもち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,522자 · 7화면
一体レーゼ・ドラマなるものは、その時代の舞台なり俳優なりの技倆なり観客の観賞眼なりを基礎としてしかなりたたない言葉であるから、以上三者の大革命があればレーゼ・ドラマも、レーゼ・ドラマでなくなってしまうかも知れない。けれどそう云う解り切ったことは別として、僕のように小説の会話と地の文とを一緒にして、これを戯曲として表現する場合には、小説が存在すると同じ理由で、レーゼ・ドラマも存在すべきものである。それならば、始めっから小説にして、色んな約束のある戯曲なんか書かなければいいじゃないかと云われるかも知れないが、作者として僕から云えば、戯曲の色々の約束が厄介である場合には始めっから戯曲なんかにしない。その約束がちっとも邪魔にならなくて小説よりも書き易い場合だってあり得る。だから戯曲をかくとすれば、舞台にのぼるかのぼらないかは問題としないで、小説と同じように読者に提供していい訳ではないだろうか。
僕は今まで、現代劇ばかりを、と云っても五つ程しか書かないが、史劇に筆をそめたことがなく現代劇ばかりを書いて来た。史劇を書きたくないことはないけれど、前云ったように、戯曲を書くには、一つのコンクリートなはっきりしたイメージが必要であるから、歴史ものに対しては、まだ中々入り得られない。