후리가나로 읽는 일본 고전
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てしごとのにほん
手仕事の日本
柳 宗悦
柳 宗悦의 手仕事の日本(てしごとのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,621자 · 235화면
中部
東北の旅に思わずも長い時を費しました。ここから踵を返し中部を見学することに致しましょう。
中部
ここで中部と名づけるのは便宜上、美濃、飛騨、尾張、三河、遠江、駿河、伊豆、甲斐、信濃の九ヵ国を指します。岐阜、愛知、静岡、山梨、長野の五県でありまして、その多くは昔の東海道に含まれます。その中の名古屋は中京と呼ばれました。
美濃国といえば、誰もすぐ「美濃紙」を想い起すでありましょう。武儀郡の下牧から洞戸に至る板取川の川辺に、数限りなく和紙を漉く村々を見ることが出来ます。材料は主に楮であります。「美濃判」などという言葉が広まっているのは、ここの仕事の栄えたのを語ります。古くは「直紙」ともいいましたが、広く「書院紙」の名が聞えます。生漉の丈夫な紙であり信頼のおける品でありまして、美濃紙の名が高まったのも、全く質の良さに依るのであります。美濃町に行きますと店に紙を高く積んだ老舗を沢山見られるでしょう。近来パルプだとか鉄の乾燥板だとか便利なものがどの国の紙漉場にも入りましたが、これらは量を増しますが質を高めるものではありませんでした。ある店の老主人が私に述懐して「もう昔のような良い紙は出来ません」